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学習会記録(第197回)


日時:平成24年9月28日(金)
参加者:11名
内容:「リブヨとインターネット」
発表者:libyo(リブヨ)

1.「リブヨ」の紹介
2.「リブヨ」ができるまで
3.「リブヨ」の情報収集・発信
4.「リブヨ」の効果と今後
5.情報収集と発信・保存を考える
(※発表に使われたパワーポイントの原稿を元に記録作成)
 
1.「リブヨ」の紹介
・「図書館員に関係する関西の研修会やイベント情報をまとめたサイト」である。
・「libyo(リブヨ)」はサイト名であり管理人としての名前でもある。
・「Library」と「予定表」を略して付けたオリジナル名称。
・覚えやすいように3〜4文字で、後に検索でヒットしやすいように名付けた。
・「ブログ」「カレンダー(月別一覧とGoogle版の2種類)」「リンク集」と「サイト案内」「管理人」で構成されている。
・「サイト案内」「管理人」ページには自己紹介と活動状況等を掲載。

【経緯】
図書館に配属になり、少ない職員数で幅広い業務にあたらなければならない。
司書資格は有るが研鑽の場として図書館関係の研修会に行きたい!
→研修会は開催されていてもインターネット検索で見つけにくいものもある。
→情報が集まってるページがあればいいのに…。→自分で作ってみるか。

【目的】
「図書館員の自主学習を応援し,図書館員が元気になり,かつ図書館がより良くなるように」
かつての自分のような人のため。情報を集約・整理し、自分でも活用するため。

【歴史】
2007年8月25日(月)ブログ開始
2008年6月 ホームページを開設、「カレンダー」作成
2009年12月 twitter開始
2010年頃「リンク集」作成 同2月「カレンダーGoogle版」作成 

【広く利用される理由】
@「図書館員」「関西」「イベント情報」など対象が明確。
A集約されることの強さ。
B情報に個別のURLが付き、参照しやすい。
C定期的に更新している。
D5年分のデータ蓄積。
・例えば急に休みが取れた時など、カレンダーを見て参加を決めることもある。
・Google版カレンダーは、使用している人が予定をインポートできる。
・終了したイベント情報は消されることが多いが、リブヨではデータをそのまま残している。
・自分が計画する側になったとき、他にどんな研修会があったか参考にできる。

2.「リブヨ」ができるまで 
【パソコン・インターネットとの出会い】
1997年 パソコン初購入。当時は一太郎・ロータス、パソコン通信が全盛。

【時代の変化】   
パソコン、ケータイ、スマートフォン 
掲示板、ブログ、mixi、twitter、Facebook、クラウド化

【音楽が趣味となる】
1998年   ラジオ、ケーブルテレビ、雑誌 インターネットで情報収集
2000年   個人HP、Web上へ日記(掲示板方式)
2004年頃  ブログ開始 
2009年   twitter開始
・好きなことでインターネットを活用するので検索の力も上がる。 

3.「リブヨ」の情報収集・発信
【情報収集】 (リンク集参照 http://libyo.web.fc2.com/link.html)
@メールマガジン 日本図書館協会、大阪府立中央図書館など
Aウェブサイトの巡回
・研究会(日本図書館研究会・京都図書館情報学学習会など)
・図書館(国立国会図書館・大阪国際児童文学館など)
Bその他
・Twitterから情報を得ることもある。
・大阪府立国際児童文学館のイベント情報は元が紙媒体の情報も多いのでは。
・自分で参加してみることが大事。チラシや次の案内をもらえるし人脈も広がる。

【発信作業】
@twitterでつぶやいたり、メモ帳に貼りつけたり。
A情報を体裁を整える等の編集をしてブログに投稿 
Bカレンダー作成 (「ホームページビルダー」利用) 
・作業は朝か帰宅後、時間の空き具合で@→Bの順に。同時に過去分のカレンダー整理とGoogle版も作成。
・「管理人」に届いたメールは個人メールに転送して対応。

【頻度】
ブログの投稿数 月に10〜30件程度 
アクセス数 一日に150〜400回程度 ・統計を見ると、ブログの紹介が掲載された月は倍近く増えることもある。 
カレンダー更新1〜2週に1回程度

【情報の選別】
・図書館全般を対象とする。
・基本的に内容の判断はしない(難しいのは、一般参加が可能かどうか)

【情報元のURLを示すことが基本】
・主催者が出している情報でしっかり確認できるように。
・連絡先が個人の携帯電話の場合など直には明示せず、発信元参照などの表現で案内。
・PDFファイルはケータイ等ネット環境によっては見れないこともあるのでリンクに(PDF)と明示している。
・日時だけでなく必ず何年かも入力する。

4.「リブヨ」の効果と今後
【効果】
・イベント情報に詳しくなり、選択して参加するようになった。
・誰かの役にも立っているようで嬉しい。 「見てます」と声をかけられたり、掲載依頼が来たり。
・twitter効果で、会った時にも話が弾んで楽しい。

【今後】
・世の流れに乗って、おもしろそうなことは取り入れる。
「図書館員に関係する関西のイベント情報ならここを見ればOK!というウェブサイトになるよう、できるかぎりは続けていきたい。」
 (「カレントアウェアネス−E」情報発信活動インタビューより)

【記録を付ける・残す】
・もともと記録したり、整理することが好き。プライベートでもエクセルで表を作ったりしている。

【ブログの特性】
・簡単にできる ・検索にヒットしやすい ・情報に個別のURLが付く ・自動的にバージョンアップ(twitterと連動する機能など)
・ケータイでも見られる ・転居など移動に関係なく使える ・外部にデータ(ログは取ること)・検索できる
・見映え良くできる ・第三者の目を意識することで文章がまとまる。・反応がある(ブックマーク、コメントなど)
→とりあえずやってみる。

5.情報収集と発信・保存を考える

【現在の私的インターネット利用 】
・HP ・ブログ ・twitter
・SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)
・ブクログ (web本棚サービス)  
・メディアマーカー (読書の記録・管理・共有ができるWebサービス)
・旅行のクチコミサイト フォートラベル
・グルメマップ - Google マップ 
・Dropbox(オンラインストレージサービス)
 
【構想中】
@住んでいる町の情報を現在Twitterにて発信中。最終的にはブログにした方が良いのかも。
A地元や府内の図書館員の交流したい。交換した情報を仕事に活かす。

6.最後に
・みなさんも何か情報発信をしてみては。例:他地域の図書館員のための研修情報「Lifoのイベントカレンダー」シブヨ(リブヨにリスペクトして命名)

質疑応答

Q:情報を入力していて気付いたことについて。例えば地域による違いはあるか?
A:人口の多いところはやはりイベントも多い。京都は図書館関連の研究会が多い印象。

Q:参考にしたサイトはあるか?
A:様々なHPを見ているので参考にはするが、特にマネをしたというのはない。シンプルなのが良いと思っている。

Q:今後使ってみたいツールは?
A:LINEなど新しいものが出てきているが、趣味と仕事のページを分けたい場合もあるので、フェイスブックなど既存のものと自動で連動するツールは個人的に好きではない。

Q:掲載依頼の頻度は?
A:最近は月1回くらいか。

Q:競合するサイトが出てきたら?
A:出てきてくれたらうれしい。自分でやらなくても済むので。でもアップデートが滞るようなら、自分がやりたくなるかも。

参考
◎掲載「カレントアウェアネス−E」No.222 2012.09.13 情報発信活動インタビュー(5)リブヨ・ブログ
リブヨ管理人ページに今回の配布レジュメあり
◎当日のつぶやきのToggter『第197回学習会「リブヨとインターネット」』








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