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学習会記録(第179回)


日時:2010年12月17日(金)
出席者:9名
内容:「図書館ホームページの再創造−知のアミューズメントパークをめざして 斬新なアイデアを−」
発表者:前田文也(元芦屋市立図書館長)

発表は、スクリーンにWebサイトを投影しながら話が進んだ。(Webサイトはhttp://hyogo-library.netfirms.com/kyoto/index_old.htmlを参照のこと)

1.府県市町村の公共図書館のHPを見てみよう(index.hml)
・図書館HP、館内利用者用OPACからリンクをたどって、「CiNii」「GeNii」など便利なサイトに行けるか。(発表者の図書館では簡易検索を市のTopページにもつけてもらった。)
・図書館HPでその地域がわかりますか?
地域の行事を本を使って図書館でPRする。

2.これからの図書館像
 図書館とは
・ネットの情報を提供する場である。(そう規定すると様々なアイデアが出てくる)
・地域の課題が見えるような情報が図書館に欲しい。

3.電子図書館の時代へ(page02.html)
・図書館サイトでオンラインデータベースや、Web資料を活用する時代が来ている。レファレンスだってインターネットで調べることも多い。
・リンク集の乏しい図書館はぜひともたくさんのリンク集を作ってほしい。
・図書館のHPは知のアミューズメントパークのようなサイトになって欲しい。

4.書誌をさがすWebOPACは使いやすい?(page03.html)

・WebOPACについて
蔵書検索になれている図書館職員には使えるが、一般の利用者にはわからない単語が多い。Googleに慣れている利用者にとって使いやすいものなのだろうか。
・より使いやすいWebOPACに
前方一致、後方一致、中間一致、AND、OR、NOT こんなプログラマの使いそうな言葉には「?」と思う瞬間がある。また「件名」の意味も一般の人にはわからない。Googleのようにスペース区切りで検索できないのもどうか?
・地域情報のアーカイブ
HPはほとんど費用のかからない出版方法であり、地域を紹介するサイトである。
・リンク集の充実
レファレンスにWebサイトを活用してほしい。また、HPにちょっと便利な情報 天気、地震、災害、ニュースがあるといいと思う。

5.WebOPAC時代のブックリスト・おすすめ本(page04.html)
・こんな本読んでみませんか
読書活動推進・・・本を売り出す(大河ドラマ、映画関連の本、20代に読みたい名作)
「本を手にとってみようか」と思ってほしい…図書館の願い
流行本の混雑解消…芥川賞などもちょっと前の書籍ならすぐ読めます
・子どもの読書(何を読ませたらいいでしょう?)
「教科書に載っている本」「読書感想文」
「たのしい絵本箱」…HTMLとExcel形式で 書誌情報へのリンクもつけて

6.気軽にHTMLを(page05.html)
・ブログ(ブラウザから書きこめるのが便利、図書館のCMサイトのつもりで)
・ツイッター(短文形式の利点、フォローしてくれる利用者からの意見も)
・BBS(ボランティアどうしの連絡の場として)
・所在地地図をピンの立ったGooglemapで作成しよう。(無料で作成できる)
・CSSでサイトを作ろう(統一感のあるページ、変更も容易になる)

7.されどHTML(page06.html)
・アクセシビリティの向上(赤と緑、コントラストのありすぎ、なさすぎ)
・すべてのブラウザで見やすいサイトか?(読み上げブラウザでどのように読み上げられているのか)
・子ども向けにフリガナ付きに対応しているか?
・SEO対策(検索エンジンで、トップに出ますか)
・JavaScript(クイズのページで使っています)
・cgi(アンケート、メールフォームなどが作れる)

8.ネット時代の図書館へ(page07.html)
・ネット資源の活用
・フレンドリーな図書館職員(Webサイト上で)
・SNS・RSSの活用
・メールフォームの活用


質疑応答:
Q:芦屋市の館員専用の横断検索とは?
A:特に何があるわけでもないが、うまく動かないので自己責任の範囲でということで館員専用としている。
横断検索は文字コードの違いなど大変苦労した。こんなものを作るためのJavaScriptや技術的な参考書も求められるが、そのつどネットで探したほうが早い。

Q:利用者用のネット用パソコンはあるか?
A:芦屋市立図書館の館内利用者用OPAC(Qちゃん)は普通のブラウザを使った画面なので、OPACの検索用PCで通常のネットブラウジングもできる。
検索についてはキーワード検索ではノイズが多いので、OPAC指南書(紙版)を作った。

Q:図書館がネット検索の入り口になったらいいのでは?
A:「Qちゃん」ではGoogleがあるのでどこでも行ける。フィルタも付けているが、最初は強くて自館の所蔵リストにも反応したので、すぐにレベルを下げた。
閲覧内容を把握できるよう、現在の利用者端末は職員が後ろから見える位置にした。

Q:振り仮名をHPにつける場合はどうしたらよいのか?
「ひらがなめがね」を通してブラウジングするか、「キッズGoo」のキャッシュにリンクを貼るといい





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